なぜ私はブログを書き続けるのか|川越のパーソナルジムLiAiL代表・乳井雅和の宣言
川越のパーソナルジム LiAiL|代表 乳井雅和
ウメちゃん、ボスが今日はいつもと違う、真剣な顔をしているよ。
そうね🐾 今日はダイエットの話じゃなくて、ボスがなぜこのブログを書き続けているのか、その本音を話してくれるみたい。
川越のパーソナルジムLiAiL代表の乳井雅和です。 (👉 代表・乳井の詳しいプロフィールはこちら今回は、いつもの専門的なトレーニング記事とは少し違います。
私がなぜこのブログを書き続けているのか。何を伝えたいのか。そして、このブログが誰に向けられたものなのか。その本音を、正直にお話しさせてください。
少し長くなりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
1. ある日、警察から電話がかかってきた。
少し前のことです。川越市内のある案件について、警察から協力依頼の連絡が入りました。
詳細は控えますが、同じ川越市内のジムで、指導と称した猥褻行為が行われていたという、あってはならない事案でした。また、被害に遭われた女性は複数人いるとのことでした。
正直、怒りよりも先に「またか」という、やりきれない感情が込み上げてきました。
なぜなら、こうした問題は決して特別なものではなく、これまでにも何度も、似たような話を耳にしてきたからです。
ただし、それは決して猥褻行為のような極端なケースに限った話ではありません。
「前のジムで、無理な食事制限を強いられて、リバウンドに苦しんでいる。」
「別のトレーナーに教わったフォームで、膝を痛めてしまった。」
「ダイエットに成功したけど、髪が抜けて生理が止まった。」
これらは全て、実際に私のところへ来られたお客様から伺った言葉です。
川越でパーソナルジムを営んでいるトレーナーの多くは、豊富な知識と経験を持つ信頼できる方々です。
一方で、中には指導内容や対応に差がある場合も見受けられるため、ジム選びの際はしっかりと見極めることが大切です。
また、猥褻行為で逮捕されるトレーナーのニュースを目にすることも少なくありません。
その影響もあり、「女性が一人で通うのは不安だ」というご相談や、通った結果、怪我をしてしまったというケースも、実際に現場で見聞きしてきました。
2. フィットネス業界の「不都合な真実」
日本のフィットネス業界には、深刻な問題があります。
トレーナーは、無資格でも名乗れます。
医師・看護師・理学療法士・管理栄養士、これらの職種は、国家資格がなければ名乗ることも業務を行うこともできません。しかしトレーナーは違います。明日からでも、誰でも「パーソナルトレーナー」を名乗ることができます。
その結果、何が起きているか。
解剖学を知らないトレーナーが、関節に負担をかけ続けるフォームを指導する。運動生理学を知らないトレーナーが、体の回復メカニズムを無視したプログラムを組む。栄養学を知らないトレーナーが、根拠のない食事制限を課す。そして最悪のケースでは、指導という名目のもとで、あってはならない行為が行われる。
人の体を預かる立場として、これは許容できません。
3. 知識のないトレーナーに、あなたの体を預けてはいけない。
これは、脅しでも誇張でもありません。
たとえば、解剖学の知識がなければ、筋肉の走行や関節の可動域を理解せずにトレーニング指導をすることになります。これは、地図を持たずに山に登るようなものです。
たとえば、運動生理学の知識がなければ、超回復のメカニズムや乳酸代謝を理解せずに負荷を設定することになります。これは、薬の用量を知らずに薬を処方するようなものです。
たとえば、栄養学の知識がなければ、カロリーの数値だけを見て、細胞レベルで何が起きているかを無視した食事指導をすることになります。これは、材料を知らずに建物を設計するようなものです。
私は医療機器メーカー時代、数多くの外科手術の現場に立ち会いました。その経験から言えることは一つです。人体は、想像をはるかに超えた精巧なシステムであり、その扱いを間違えれば、取り返しのつかないダメージを与えることがあるということです。
だからこそ、私はこのブログで専門的な内容を発信し続けています。
「このブログに書いてある内容を理解できないトレーナーには、依頼しない方がいい。」
これは、私からの正直な指標です。
4. このブログは、3つの人に向けて書いています。
① ジムを探しているあなたへ
正しい知識を持ったトレーナーを選ぶための「目利き力」を身につけてほしいと思っています。
「このトレーナーは、なぜこのトレーニングが必要なのかを説明できるか?」
「このトレーナーは、私の体の状態を聞いてからプログラムを組んでいるか?」
「このトレーナーは、根拠のある食事指導をしているか?」
このブログの内容が、そういった判断をする際の基準になれば嬉しいです。
② 現役のトレーナーへ
同業者として、率直にお伝えします。
学ぶことを止めたトレーナーは、お客様の体を危険にさらしています。
NSCA-CSCSやNASM-PESのような資格を取得すること自体に価値はあります。しかし、それはあくまで“入口”に過ぎません。
解剖学・運動生理学・栄養学。これらは当然として、現場で本当に必要なのはそこから先です。
神経系の出力と運動制御。
ホルモンによる代謝と回復の調整。
痛みの本質を理解するための疼痛科学。
力の伝達を読み解くバイオメカニクス。
これらを理解せずに行うトレーニング指導は、再現性のない“経験則”に過ぎません。
このブログで既に扱っている内容ーファシアの概念、脳腸相関、適応熱産生、セットポイント。
これらを「聞いたことがない」という状態であれば、正直に言って、プロとしては不十分です。
もし内容で分からない点があれば、遠慮なく聞いてください。
トレーナーへの指導も行っています。
私たちは「筋肉を鍛えている」のではありません。
神経系・内分泌・代謝・構造、その全てに介入している仕事です。
一緒に学びましょう。
業界を、変えましょう。
③ これからトレーナーを目指す人へ
トレーナーは、素晴らしい仕事です。
人の体を変え、自信を与え、人生を変える力を持っています。私自身、「LiAiLで人生が変わりました」という言葉をいただくたびに、この仕事を選んで良かったと心から思います。
しかしそれだけに、責任も重い。
「とりあえずトレーナーになれそうだから」という動機で始めるなら、もう一度考え直してほしいと思います。本気で人の体と向き合う覚悟があるなら、このブログの内容を教科書として使っていただいて構いません。
私はもともと勉強することが好きで、論文を読むことも苦ではありません。
英語や中国語の情報にも触れながら、できるだけ最新の知見を取り入れるようにしています。
そうして得た知識は、自分のためだけでなく、
業界全体の質を高めるために、そしてトレーナーを目指す方やお客様のために、
できる限りわかりやすい形でお伝えしていきたいと考えています。
5. 最終的な夢は、一冊の本にすること。
このブログの記事が十分に積み重なったとき、私はそれを一冊の書籍としてまとめたいと考えています。
ターゲットは2つです。
一つは、ジムや指導者を探している一般の方。「どんな知識を持ったトレーナーを選ぶべきか」の判断基準として手元に置いてもらえるような本。
もう一つは、全国のトレーナーや、これからトレーナーを目指す人。解剖学・運動生理学・栄養学の基礎から、LiAiL独自のファシアアプローチまでを体系化した、実践的な教科書として。
川越の小さなジムから発信する情報が、全国のトレーナーの知識底上げにつながり、業界全体が変わる少し大きな夢かもしれませんが、本気でそう思っています。
6. 「体は最大の資本である」この言葉に込めた意味
私がLiAiLを通じて伝え続けているこの言葉には、2つの意味があります。
一つは、あなたの体は、あなたの人生の全ての基盤だということ。どれだけ優れた才能があっても、志があっても、それを支える体がなければ何も成し遂げられません。
もう一つは、体を預ける相手を間違えてはいけないということ。資本を守るためには、信頼できる専門家を選ぶ必要があります。
私はこのブログを通じて、読者の皆さんが「正しい知識を持ったトレーナーを選ぶ目」を持てるよう、そして現役のトレーナーたちが「もっと学ばなければ」と感じてくれるよう、書き続けていきます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
執筆者:乳井 雅和(川越 パーソナルジム LiAiL 代表) 米国大学にて解剖学・栄養学・運動生理学を専攻。NSCA-CSCS / NASM-PES認定資格保持。製薬・医療機器メーカーでの勤務・外科手術現場立会いを経て独立。延べ1,000名以上・2万セッション以上の指導実績。
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ボスの本音、初めて聞いた気がする。警察からの電話の話、ちょっと怖かったけど…だからこそ本気なんだね。
そうなの🐾 ボスがこのブログを書き続けるのは、お客様だけじゃなくて、業界全体を変えたいからなのよ。次回からまた新しいシリーズが始まるわ。トレーナーを目指す人も、ジムを探している人も、ぜひ読み続けてちょうだいね🐾











